HGシャア専用ゲルググ塗装レシピとレビュー|合わせ目消しやスミ入れ方法も紹介
【ガンプラ】HG1/144シャア専用ゲルググMS-14Sの塗装レシピや完全塗装による完成形のレビューを紹介します。
前回の素組みで作成したHGシャア専用ゲルググ記事はこちら。
HGシャア専用ゲルググはスジボリやホール(穴)などのディテールが少ないうえに、デカールもモノアイ部分のシールしか付属されていませんが、塗装をする事で無塗装素組みでの作成とどれだけ違うか比べてみましょう。
では、HGシャア専用ゲルググの塗装レシピや塗装における完成形までの工程を詳細にご紹介していきますね!
HGシャア専用ゲルググの塗装レシピ
【ガンプラ】HG1/144シャア専用ゲルググMS-14Sの塗装レシピですが、付属の説明書では多くのカラーと調合が入り混じっています。
メチャクチャ多いんですが、説明書の塗装レシピをまとめてみますね。
・本体等(ホワイト50%+レッド25%+イエロー25%)
・胸部等(レッド90%+ホワイト5%+ブルー2.5%+ブラック2.5%) ・シールド裏等(ニュートラルグレイ80%+ミディアムブルー25%+ホワイト10%+レッド5%) ・ツマ先等(ミッドナイトブルー100%) ・シールド淵等(イエロー60%+ホワイト30%+オレンジ10%) ・シールド中央等(ブルー60%+ホワイト20%+レッド10%+ブラック10%) ・コクピットハッチ等(ピンク100%) ・ビームライフル(ミディアムブルー50%+ニュートラルグレイ40%+ジャーマングレイ10%) |
このレシピのマニュアル通りに塗装するとなれば、用意する色も多くなりますし、調合もかなり大変ですよね(汗
そもそも、こんなにカラーを準備していたり持ってる初心者モデラーもいないですし、全部の色を買うとなると、結構お金かかります・・・。
なので、ガンプラ初心者でも基本色をベースに、少ないカラーと簡単な調合で施せる塗装レシピをアレンジで紹介します。
今回使用するのはこの5色!
・フラットホワイト(タミヤ)
・レッド(タミヤ) ・イエロー(RX-78 ガンダム用 ガンダムカラー) ・ブラック(ミスターカラー) ・ティターンズブルー1(ミスターカラー) |
hgシャア専用ゲルググの塗装には上記の5色で大丈夫です。
パーツによる使用色や調合のオリジナル塗装レシピをご紹介します。
<脚部・肩・腕部・頭部> ・レッド(70%)・フラットホワイト(20%)・イエロー(10パーセント) <胸部・腰部> <膝・つま先・シールド表> ・ブラック(100%) <シールド裏・ナギナタ持ち手> <ビームライフル> |
さらに詳しい調合に関しては「hgシャア専用ゲルググ塗装レビュー」の中で一緒に紹介していきますね!
まずは、塗装までの作業工程を確認していきましょう!
HGシャア専用ゲルググの塗装までの工程
【ガンプラ】hgシャア専用ゲルググの塗装を行うまでの作業工程です。
・合わせ目消し
・パテ埋め ・スジボリ ・洗浄 ・乾燥 ・サーフェイサーによる下地処理 |
今回、【ガンプラ】hgシャア専用ゲルググのデカールは「モノアイ」の部分しかシールが用意されていません。
では早速、塗装までの工程を作業していきましょう。
合わせ目消し
hgシャア専用ゲルググの合わせ目消しのやり方を紹介していきます。
まず、最初に使用するのはお馴染みの「タミヤ接着剤」
タミヤセメントはスタンダードの他に「流し込みタイプ」もありますが、パーツの合わせ目を確認して用途に合わせて使い分けると良いでしょう。
モデリングとして、hgシャア専用ゲルググ脚部スカートの合わせ目を消していきます。
流し込みタイプではない通常のタミヤセメントを使って接着させました。
合わせ目がわかるのと、接着剤が少しはみ出してスジが出来ているのがわかると思います。
接着剤が完全に乾くまで2~3日は待って、乾いたら「ヤスリ掛け」を行い、合わせ目消しを行っていきます。
今回使用するヤスリもお馴染みの「ゴッドハンド 神ヤス」です。
今回も塗装するので400番から1,000番までで仕上げます。
まずは400番でヤスリます。
もう、ほとんど合わせ目が消えているんですが、まだ少しスジが見えています。
ここからヤスリの番手を上げて仕上げていきましょう。
次は600番でヤスリます。
まだ膝裏が少しスジが残ってますかね。
次は800番でヤスリます。
ほとんど合わせ目の跡やスジが消えました。
最後に1,000番でヤスリ終えます。
見た通り、ガンプラの合わせ目消しを無塗装レベルで完成してますし、ここまで綺麗に仕上がると、この後の塗装が綺麗に行えます。
塗装しない場合は、この後、1,200・1,500・2,000番までヤスリ掛けして仕上げるのですが、今回は塗装するので1,000番で終了です。
(塗装の場合でも細かな傷の状況を把握しながら1,200番まで行って仕上げる事もあります。)
パテ埋め
hgシャア専用ゲルググ腕部のパーツ合わせ目に出来る隙間は「パテ埋め」を施します。
無塗装素組みの合わせ目消しなら「ランナーパテ」を使う事になるのですが、今回は塗装するので「タミヤパテ」を使用します。
わかりやすい様にグレー色のパテをあえて使用していますが、普段はホワイトのパテを使っています。
かなりの隙間が出来ている事がわかると思います。
これじゃ~、接薬剤ではどうにも対処できませんので、やはりパテの登場です。
パテ塗り後はセメントと同じように2~3日間は乾燥させて、完全に乾燥したら通常の合わせ目消しと同じようにヤスリ掛けしていきます。
GODHAND神ヤス400番
合わせ目に埋め込んだパテの堀過ぎには十分に注意しましょう。
GODHAND神ヤス600番
埋め込んだパテ周辺の傷や粗さが目立つので、さらにヤスリの番手をあげて綺麗にしていきます。
GODHAND神ヤス800番
だいぶキレイになってきましたが、まだ細かな傷があります。
GODHAND神ヤス1,000番
これだけ滑らかになれば、あとはサーフェイサーでの下地処理でキレイに仕上がるので塗装に問題はないでしょう。
パーツ同士の合わせ目が開いてたり、凹んだりしている場合は、接着剤では埋める事が出来ないので「パテ埋め」を行う必要がありますし、仕上がりが良くなるので使っていきましょう!
スジボリ
hgシャア専用ゲルググは本当にディテールやモールドが少ないガンプラです。
今回は「ビーム・ナギナタ」の持ち手の部分にスジボリを行います。
すでに溝は入っているので、1本1本、再度なぞってスジボリを入れます。
今回はタミヤのクラフトツール・スジ彫り超硬ブレード0.15mmを使います。
一つの一つの溝(スジボリ)を2~3回なぞる程度でOKです!
パーツの洗浄
接着剤やパテを使っているうえに、ヤスリ掛けしてプラスチックの粉や指紋、ゴミなどが付着しているので、丁寧にパーツを洗います。
パーツの洗浄はこの後の下地処理におけるサーフェイサーの吹付時に影響するので、丁寧に洗いましょう!
ボウルやザルがあると便利ですね。
超音波洗浄機など持ってるときれいに洗えるのですが、私はまだ持っていません・・・買わなきゃ(汗
洗剤を使って洗う場合は、キレイに洗剤を落としてくださいね。
今回は洗剤は使っていません。
細かなパーツなどあるので、落とさないように注意しながら行います。
出来るだけ水を切ってあげます。
パーツの乾燥
hgシャア専用ゲルググのパーツを洗浄したら、ドライタオルなどの上に一度おいて水を切り、その後でクレオスの「ネコの手ステーション」に立てました。
翌日くらいまで放置して、完全にパーツを乾かします。
サーフェイサーで下地処理
パーツが乾いたらサーフェイサーで下地処理の吹付を行います。
今回は3種類のサーフェイサーを使います。
・胸部や腕部、頭部には「ミスターホビー ホワイト」
hgシャア専用ゲルググのシールド(盾)裏を塗ってみました。
シールド裏側は元々、黄色なので、少しイエローがくすんで見えますが、塗装のノリには全く問題ありません。
・胸部や腰部の胴体には「メカサフ ピンクサフ」
メカサフはパーツに対して本当にくいつきが良いですし、ピンクサフも鮮やかさがあり綺麗です。
ガイアノーツシリーズのサーフェイサーはとても使いやすいです。
・ひざやつま先部、シールド表面は「メカサフ スーパーヘヴィ」
メカサフ スーパーヘヴィもhgドム試作実験機で使った通り、とても鮮やかなブラック色です。
シールド表面のパーツは塗装しなくても、このままで十分ですね!
HGシャア専用ゲルググの塗装レビュー
【ガンプラ】HG1/144シャア専用ゲルググMS-14Sをいよいよ塗装していきます!
オリジナルの塗装レシピも紹介していくので参考にしてみて下さい!
<脚部・肩・腕部・頭部>
・レッド(70%)
・フラットホワイト(20%)
・イエロー(10パーセント)
hgシャア専用ゲルググの塗装色で一番面積の大きい脚部や腕部、頭部にはオレンジ色を使用します。
レッドとホワイトだけではピンク系に寄ってしまうので、ここは「黄色」を少し配合してあげて下さい。
ちなみに脚部を塗った画像です(サーフェイサー吹き付け済み)。
こちらは肩部を塗装した画像です。
非常に鮮やかなオレンジ色になります。
<胸部・腰部>
・レッド(75%)
・ブラック(15%)
・ホワイト(10%)
胸部や腰部、スカートなどは茶褐色に似せた色の配合になっています。
腰部のスカートを塗ってみました。
少し黒色の配合が強いかな?と見えるかもしれませんが、狙い通りのカラーになっています。
<膝・つま先>
・ブラック(100%)
サーフェイサーで吹き付けた「メカサフ スーパーヘビー」の色合いのままでも良いのですが、塗装を前提としてるので、ブラック単色でOKです。
足の部分を塗ってみました。
ブラックは塗る箇所が少ないので、ある意味、アクセントが強く印象的になります。
全てを塗装し終えたら、2~3日は完全に乾燥するまで放置しましょう(笑)
HGシャア専用ゲルググの塗装後から仕上げまでの工程
hgシャア専用ゲルググの塗装が完全に乾燥したら、完成までの工程を確認します。
・スミ入れ
・デカール貼り ・トップコート |
今回はデカールがモノアイ部分しかないので、割愛します。
スミ入れとトップコートの吹付を行っていきましょう!
HGシャア専用ゲルググのスミ入れ
hgシャア専用ゲルググのスミ入れ箇所は「ビーム・ナギナタ」の持ち手部分になります。
使うのは「タミヤ スミ入れ塗料 ブラック」になります。
スミ入れ直後はどうしてもはみ出しますが、綿棒にエナメル溶剤を付けてキレイにふき取っていきましょう。
スミ入れ塗料はすぐに乾くので、3分後くらいからふき取るのがコツです。
HGシャア専用ゲルググのデカール貼り
hgシャア専用ゲルググに付属されてるデカールはモノアイ(目)の部分だけです。
今回はデカール貼りについては割愛しますね(目の部分にどちらかのシールを貼るだけなので!)
トップコートで仕上げる
最後にトップコートを吹き付けて仕上げます。
使うのは「MR.HOBBY TOPCOAT 半光沢」です。
ミスターホビーのトップコートには「つや消し」「半光沢」「光沢」と3種類ありますが、どれを使うかは自由です。
私の個人的な使い方としては、ジオラマ作成の場合「つや消し」を使って、その他は「半光沢」を使っています。
「光沢」は・・・ほとんど使いません。
トップコートを吹き付けたら、完全に乾燥させたいので、やはり2~3日間は乾かしましょう。
完全に乾いたパーツを部位ごとに並べてみました。
ここまで来たらあとは組み立てて完成です。
ポージングなど楽しみましょう♪
HGシャア専用ゲルググの塗装完成後のポージング
【ガンプラ】HG1/144シャア専用ゲルググMS-14Sの塗装が完成した画像です。
*塗装前の素組み作製の画像はこちら↓
う~ん、、、正直、画像ではよくわからないかもです(汗
武器(ウエポン)を装備したhg シャア専用ゲルググのポージングを紹介していきます。
まずは「ビーム・ナギナタ」
次は「ビーム・ライフル」
最後は「フル装備のポージング」
hgシャア専用ゲルググのメインウエポンがナギナタって、和式を感じますね。
脚部の可動域があまり広くないので、スタンドを使用すればよかったと反省してます・・・
まとめ
【ガンプラ】HG1/144シャア専用ゲルググMS-14Sの塗装レシピや塗装における完成形のレビューはいかがだったでしょうか?
実際に作ってみて思ったのですが、確かに塗装後の方がプラモデル感はなくなり上質な感じはするのですが、情報量があまりにも少ないかな?と感じました。
もっとモールドやスジボリの追加、デカールも外販のガンプラ専用水転写式デカールを貼るなどして、ディテールアップした方が、さらに塗装映えすると思います。
見方によっては無塗装でも十分じゃないかな?って思われそうですが、実際は塗装した方が断然良いのですが・・・。
hgシャア専用ゲルググはまだまだ改革の余地があるので、今後、ディテールアップした姿を皆様にお見せできればいいなと計画しています!