HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装レシピと完成レビュー
【ガンプラ】HG 1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装レシピや完成形までの作業工程をレビューしていきます!
前回は「HG 1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版」のパッケージ内容から、素組みまでの製作レビューを行いましたが、今回はどんな調合や配所による色合いで塗装していくか、「塗装レシピ」をじっくりとご紹介します。
「HG 1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版」の素組みまでをレビューした記事はこちら
また、塗装のみならず、スミ入れやデカール貼り、サーフェイサーの吹付から仕上げのトップコート、など作業工程もお見逃しなく!
塗装後に完成した「HG 1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版」のポージングも披露しますね!
HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装レシピ
ガンプラ「HG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版」の塗装レシピは説明書にも書かれていますが、まずは詳しくまとめてみましょう。
〇本体等ピンク部(サーモンピンク60% グレー25% イエロー15%)
〇本体等ダークレッド部(あずき色65% レッド30% ブルー少量 ブラック少量) 〇本体等レッド部(レッド90% ブラウン10% ブラック少量) 〇本体等ダークグレー部(グレー40% ブラック30% すみれ色30% ブルー少量) |
説明書のHG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.~オリジン版塗装レシピは以上になりますが、やたらと配合色が多いですし調合の割合が難しいですよね・・・
そこで、もう少し配合色や割合を簡単にした私なりの「HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装レシピ」を紹介します!なかなか実直で良い色になるので試してみて下さい!
まず、本体は3色に分けます!
〇脚部や腕、頭などのピンク部(MSシャアピンク80% ジオングレー20%)
〇脚底やひざ、胸部中央など(MSジオングレー60% ブラック40%) 〇ランドセルやスカート部(MSシャア専用レッド100%) |
*武器の塗装に関しては、今回はサーフェイサーで人気の高いガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズである「メカサフ ライト」のみの塗装に仕上げています!
HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装レビュー
HG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装から仕上げ、完成までの作業工程を順番にレビューしていきますね!
工程1.サーフェイサーの吹付
塗装する前には必ず「サーフェイサー」(下地処理塗装)を行います。
基本色は「白」なのですが、今回は「シャア専用モビルスーツ」という事で、1つはレッド系の塗装に適しているガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズである「NP004 ピンクサフ」
もう一つはグレー系やブラック系の塗装に適しているガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズである「NP002 メカサフ ライト」
サーフェイサーの中でもガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズは下地処理と塗装が1工程で済むほど塗料の食いつきが良く、非常に人気の高いサーフェイサーです。
メカサフには「ライト」「ヘビー」「スーパーヘビー」とあり、ガンプラの武器類には、この「メカサフ」だけで十分納得できる仕上がりになります♪
なので今回は武器の塗装に関しては、ガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズである「NP002 メカサフ ライト」のみで施してみたいと思います。
では、機体をピンクサフで下地処理した画像です。
綺麗な少しだけ光沢のある薄めのピンク色です。
半光沢ってわけでもなく、つや消しってわけでもないのですが、とにかく細かな傷などは目立たなくなり、綺麗な色です。
このピンクサフ・・・シャア専用モビルスーツの様に赤系の塗装にはもってこいです!
次にメカサフのライトで下地処理した画像です。
光の加減でフレーム部と武器の色が違うように見えますが、全て同じ色です。
撮影が下手でスイマセン(汗
このメカサフライト、武器だけじゃなく、外観では見えない部分のインナーパーツなどは、これ1本の塗装でOKだと思います。
サーフェイサーの吹付も完了し、このまま2~3日ほど放置し完全に乾燥させてから、本塗装を行います!
工程2.塗装
いよいよ塗装していきましょう!塗装レシピも付け加えていきますね!
脚部や腕、頭などのピンク部
割合:シャアピンク80% ジオングレー系20%
本来ならばピンクとグレーで割りあって作るのですが、今回は出来る限りアニメに近いカラーにしたかったので、あえてクレオスのガンダムカラー(ガンダム専用のカラー色)である「シャアピンク」と「グレージオン系」で作ってみました!
塗装すると下のような感じになります。
少し光ってって見えにくいですかね(汗
胸部やひざ、脚下など
割合:グレージオン60% ブラック40%
非常に濃い「グレー」があれば、それ1本でいいのですが、黒でもないグレーでもない色って・・・混ぜ合わせて作った方が早いですw
こちらは胸部ですが、塗装するとこんな感じになります。
う~ん、かなり良さげな色だと思います♪
ひざやひじ、足先などもこの色になります。
ランドセルやスカート部
割合:MSシャアレッド100%
ランドセルやスカートなどの部位は脚部や腕の色よりも濃い赤褐色系の色なので、今回はクレオスのガンダム専用カラーである「MSシャアレッド」のみで塗装してみたいと思います。
スカート部を塗装してみたのがこちらです!
正直・・・もう少し茶色が強くてもいいかな?と思います(汗
「黒」を少量混ぜてあげるといいかもしれませんね!
工程3.スミ入れ
塗装が完了し、2~3日ほどして完全に乾燥したら、次に「スミ入れ」を行います。
スミ入れに使うのは、やはりタミヤの「スミ入れ塗料 ブラック」(エナメル系)が断然オススメ!
タミヤのスミ入れ塗料は「ブラック」「グレー」「ブラウン」などいくつか種類がありますが、今回は「ブラック」を使っていきます。
赤の機体に黒のスジは非常に綺麗に映ります。
はみ出した部分がありますが全く問題ありません。
完全に乾燥したら綿棒でふき取り出来ますが、ふき取りの際に塗装した色が落ちる事はありません。
タミヤのスミ入れ塗料は10分もあれば乾くのですが、とりあえず30分くらいは放置して、それからはみだし部分をふき取ります。
この時、はみ出したスミが取れにくい場合は、綿棒の先にタミヤの「エナメル塗料 溶剤」を少量だけ付けてあげましょう!
はみ出した部分のスミが簡単にふき取れます!
ねっ!!はみ出したスミがキレイに取れたでしょ!!
スジボリの入った部位にスミ入れをして、ふき取り作業を完了させましょう。
スミ入れが完了し、部位をある程度つなげて並べてみました♪
塗装とスミ入れでかなり違ってきますね!
では、ここからさらにデカール(シール)を貼っていきましょう♪
工程4.デカールを貼る
スミ入れが終わったら、デカール(シール)を貼りましょう!
今回の「HG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.~オリジン版」には水転写式(みずてんしゃしき)ではなく、シール式のデカールが付属されています。
水転写式デカールではなく、マーキングシールタイプになっているので、そのままピンセットで剥がして貼り付けていく事が出来ます!
貼り付ける際は、綿棒で押し当ててあげると傷がついたりしなくていいですよ♪
ピンセットで台紙から剥がします。
貼り付けたら綿棒で軽く押して、空気を脱泡しながら優しく貼り付けていきましょう!
デカールのシールタイプはどうしても「枠」が目立つので、慣れてきたら「水転写式」のデカールで挑戦する事をお勧めします♪
デカールを張り付けた機体のポージングです!
スミ入れとデカールを貼るだけでもかなり情報量や印象が違いますね!!
しかし・・・私は撮影センスが無いというか、写真の撮り方やポージングの作り方がへたくそと言うか・・・。
とぼけた顔したシャア専用ザクですね(汗
工程5.トップコートの塗布
最後に「トップコート」で仕上げします。
クレオスのトップコート「半光沢」で仕上げします。
プラスチック感が全くなくなり、ちょっとした高級感が出ますよ♪
トップコートを塗り終えたら、2~3日は乾かしてあげましょう♪
人によっては機体を分割せず、一体物のままトップコートを吹き付ける方もいますが、細部にも細かく吹き付ける場合は、ある程度、部位を離した方がいいでしょう。
HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver.オリジン版の塗装完成ポージング
遂に完成した「HGシャア専用ザクⅡ赤い彗星ver. ~オリジン版」の武器も装備した様々なポージングを紹介します。
まずは「ライフル」
いや~・・・ライフルでかっ!(笑)
一撃で敵艦を沈めるだけありますね(汗
次は「ヒートホーク」
腰にも「ヒートホーク」が装備されてるのですが、写す角度が悪く見えませんね・・・(汗
次に「バズーカ」
個人的にはザクバズーカが非常に好きです♡
スコープの部分にデカール貼るの忘れましたが許してください!
やはり「スミ入れ」部分が非常に目立つので、綺麗に仕上げる事を今後も気にかけていきたいですね。
最後に「マシンガン」
シャア専用ザクⅡがマシンガンを持った画像なのですが、バズーカとヒートホークも一緒に装備して写してみました。
ある意味「フル武装」ですね。
武器なしの画像も少し載せておきます。
台座に載せてあげれば良かったでしょうか~・・・。
この辺が私のカメラマンとしてのセンスのなさで・・・修行します(笑)
まとめ
ガンプラ「HG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver. オリジン版」の塗装レシピや完成までの作業工程をレビューしてみました。
ガンプラに限らずプラモデル全般に言えるのですが、塗装を行う場合のおおまかな順番として
1.サーフェイサーを塗り下地処理をする
2.塗装する 3.スミ入れを行う 4.デカールを貼る 5.トップコートをかけて仕上げる |
上記の順番になりますが、意外と作業する項目が多いです(汗
今回の「HG1/144シャア専用ザクⅡ赤い彗星ver. オリジン版」の塗装レシピは、個人的に簡略化したオリジナル色の紹介となりましたが、基本色にかなりガンダムのアニメとも似た色になり満足できる仕上がりとなりました。
欲を言うなら、胸部やスカートの色がもう少し黒っぽくても良かったかな?と感じます。
ガイアノーツの「NAZCA(ナスカ)」シリーズである「NP004 ピンクサフ」は今回初めて使ってみましたが、シャア専用MS(モビルスーツ)には万能に使える事がわかったので、今後もシャアの専用機には積極的に使っていきたいと思います。
また、メカサフも塗装の食いつきや色合いなど格段に良かったので、次はヘビーやスーパーヘビーを使ってみたいと思います!!
「スカート」部分の白線ラインは緩やかな曲線があるので貼り付けるのが少し難しいですが、ピンセットを上手く使って貼り付けるといいです。
ガンダムのオリジン版のモビルスーツは本当に作りやすいですし、塗装に関しても無理に多くの配色をしなくても作れるので、ガンプラ初心者の登竜門にオススメしたい機種であります。