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ガンプラのゲート処理方法と道具を紹介!無塗装や素組みでも失敗しないコツ

ガンプラ ゲート処理
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ガンプラのゲート処理において、パーツとランナーを繋いでいる「ゲート」をいかに目立たなく綺麗にパーツから切り離すかが課題と言っても言い過ぎではありません。

 

ガンプラに限った事ではなく、プラモデル作成者にとってゲート処理では、パーツをランナーから切り離す際、ゲート跡が残ったり、ゲートカットした切り口が白く変色してしまう症状で、悩んでいる方も多いと思います。

 

ガンプラのゲート処理は塗装する、塗装しないに関わらず、モデラーならば誰もが綺麗に仕上げたいものですし、ちょっとしたコツやテクニック、道具や工具の準備で、塗装など一切することなく誰でも綺麗に仕上げる事が出来ます

 

今回はガンプラのゲート処理における「揃えておきたい道具や工具」、「綺麗に仕上げる為のテクニックやコツ」を紹介レビューしていきますね!

 

ガンプラを塗装せず素組みで作りたい「塗装派」の方も是非、参考にしてみて下さい。

 

ガンプラのゲート処理が無塗装や素組みでも失敗しないコツとは?

 

 

ガンプラのゲート処理が無塗装でも素組みでも、失敗しないで綺麗に仕上げるコツは、簡単に以下の3つの工程に分かれます。

 

1.ニッパーでゲートを2度切り

2.必要な箇所はデザインナイフでカットやカンナがけ

3.ヤスリがけ

 

ガンプラのみならずプラモデルを作る方にとって、ゲート処理は基本中の基本です。

 

揃えておきたい道具や工具、使い方やテクニック、コツなど覚えてしまうと簡単ですし、そもそもガンプラのゲート処理をするためだけに「塗装する」というのは、よほどのミスが無い限り全く必要ありません。

 

まずは、揃えておきたい道具や工具、道具の使い方やテクニックなどまとめてみましょう!

 

1.必ずそろえておきたい3つの道具・工具

・ニッパー

・デザインナイフ

・ヤスリ

2.それぞれの道具の使い方やテクニック

・ニッパーによるゲートの2度切り

・デザインナイフでのカットやカンナがけ

・ヤスリがけのやり方や手順

3.あると仕上がりに差がつくその他の道具・工具

・トップコート

・アルティメットニッパー5.0

 

それでは次の章から、詳しく解説していきたいと思います!

 

ガンプラのゲート処理におすすめのニッパーと使い方

 

ガンプラのみならず、プラモデルのゲート処理に「ニッパー」は必須のアイテムです。

私がおすすめする「ニッパー」は2種類あります。

 

タミヤ  薄刃ニッパー

 

 

1度目のゲートカットに使いたい、「タミヤ 薄刃ニッパー」は少し刃に厚みのあるニッパーです。

ゲートは太い部分も存在するので、なるべく刃がこぼれたり折れたりしないような、しっかりとした切れ味のあるニッパーを選んで使ってほしいと思います。

 

 

タミヤ 先細薄刃ニッパー

 

 

タミヤ先細薄刃ニッパーは、その名の通り刃先が細く薄くなっています。

2度目のゲートカットに使うには非常に切れ味が良いので用意しておきたいです。

タミヤのニッパーはこの2種類があると非常に便利です。

 

タミヤ 先細薄刃ニッパー(ゲートカット用)(74123)工具

 

本当は2度目のゲートカットには片刃で切れ味最高の「ゴッドハンド(GOD HAND)アルティメットニッパー5.0」を強くオススメしたいのですが、非常に品薄で公式サイトでもなかなか購入する事が難しくなっています。

 

 

また、Amazonや楽天、ヤフーショッピングなどの大手通販サイトでも売られてはいますが、通常価格自体が高いのに、より高額になって売られているので、そこまで無理をして購入する必要はないかな?と私は感じています(私はアルティメットニッパー5.0を持ってるので強く言えない・・・)。

 

ただ、アルティメットニッパー5.0の切れ味は他のどのニッパーよりも抜群に良いですし、断然にオススメできるニッパーなので、公式サイトで再販されていたり、購入できる方は用意しておくと最強の味方になってくれるでしょう!

 

 

 

ニッパーの使い方とコツ

 

ガンプラのパーツをゲートから切り離す時、一発で綺麗に切れたら最高ですよね!

 

しかし、プロモデラーや経験者の多くは絶対に1度でパーツのゲートを綺麗に切る事はせず、2回目に綺麗にゲート処理を行います

 

ゲートを2度切りする理由は明確で、プラモデルのパーツをランナーから離す際に、ゲートをニッパーで切るのですが、いくら切れ味が良いニッパーでも、どうしても押しつぶしてしまう箇所が発生するため、そこだけ圧力が高くなり白化してしまいます

 

ですから、最初にパーツをランナーから切り離す際、パーツから2~3ミリは離してゲートを切り、2度切りすることでこの白化現象を最小限にとどめることができます。

 

・1回目のカットはパーツぎりぎりの部分でゲートを切ってはダメ。

・パーツから2ミリ~3ミリ程度離してゲートをニッパーで切る

・2回目にパーツぎりぎりの部分でゲートを切り離す

 

最初に使うニッパーはタミヤ薄刃ニッパーです。

パーツから2~3ミリ離してニッパーで切り離します。

 

 

 

1度目の切り離したパーツの画像

 

 

2回目のゲートカットはタミヤ先細薄刃ニッパーを使います。

2回目のゲートカットはパーツのぎりぎりの部分でゲートカットしていきましょう。

 

 

 

ガンプラのゲート処理が完了

 

 

ガンプラのゲート処理は「2度切り」する事で、必要最低限にパーツの白化を防ぐ事が出来ますが、100%ではありません。

 

部位によっては切り残しが出来たり、えぐれてしまったり、白化現象が起きてしまったりすることもあります。

 

そこで、さらにガンプラのゲート処理をより完璧に綺麗に仕上げる為に、揃えておきたい道具や工具、使い方を紹介していきます!

 

ガンプラのゲート処理におすすめのデザインナイフと使い方

 

ガンプラのゲート処理におすすめのデザインナイフと使い方やテクニックについて紹介していきます。

 

ガンプラのゲート処理におすすめのデザインナイフは「タミヤ クラフトツール デザインナイフ」これ1本で十分です!

 

タミヤ クラフトツール デザインナイフ

 

 

タミヤ クラフトツール デザインナイフの替え刃ケース

右側に「替え刃」が入っていて、左側には使い切った古い「刃」を収納できるようになっています。

非常に心優しい作りになっていますし、古い刃ってどの様にして捨てたらいいか困る時があるので、このケースは非常に便利性がいいです。

 

タミヤ クラフトツール No.74020 デザインナイフ

 

デザインナイフの使い方とコツ

 

ガンプラのゲート処理においてデザインナイフの使い方は2通りになります。

 

1.ニッパーでも綺麗に切り取れなかったゲート跡のカット

パーツに平行にしながら、ゆっくり優しくカットしていきます。

刃を立てるとえぐれたりするので、十分注意してください。

 

 

2.ニッパーでも綺麗に切り取れなかったゲート跡のカンナがけ

カンナがけはデザインナイフの刃を立てて、刃を引きずるように優しく何回かに分けて行います。

刃を立てすぎると切り込みや傷が入りやすくなるので注意してください!

 

 

ガンプラのゲート処理におすすめのヤスリと使い方

ガンプラのゲート処理におすすめのヤスリは本当にたくさんの種類があるのですが、今回は「ゴッドハンド(god hand)神ヤス」をおすすめします!

 

ゴッドハンド(GODHAND)神ヤス

 

 

スポンジヤスリですが、薄くて局面にも無理なく使用でき、カットしても使えるので、とても使いやすいです!

 

 

ヤスリがけの手順とやり方

 

ガンプラのゲート処理におけるヤスリがけの手順としては、番手の低い粗目から使っていき、1,000~1,200番くらいまでで仕上げるのが一般的です。

 

パーツの状態や表面処理の状況によって、使う番手なども変わってくるのであくまでも平均的な使い方になります。

 

・基本的には400番・600番・800番・1000番・の4種類を順番に使う
・250番等の番手が低い粗目のヤスリは、凸面があまりにも激しい場合に使用
・1200番より細かい番手は、さらに綺麗に表面処理したい場合に使用

 

ゲート跡がまだほんの少し残っている状態のパーツをヤスリがけしていきます。

 

 

ゴッドハンドの神ヤス400番からスタート

 

 

600番、800番とヤスリがけを続けて、最後の仕上げを1,000番で行いました

 

 

最終的に綺麗にゲート跡がパーツから消えて仕上がってるのがわかると思います。

 

あると仕上がりに差がつくその他の道具

 

トップコート

 

 

仕上げに吹き付けるとヤスリ掛けした部分がさらに艶が出て綺麗に仕上がります。

ガンプラが完成したら、全体に吹きかけて仕上げる方には必定品です。

「光沢・半光沢・つや消し」と大きく3種類に分かれますが、作成するモビルスーツのタイプによって使い分けると良いです。

 

 

コンパウンド

 

 

ガンプラのゲート処理にコンパウンド・・・と言うよりも、そもそもコンパウンドはパーツを研磨して輝きをさらに良くする効果があるので、ゲート処理という感じではないのですが、ヤスリ掛けの後にどうしても輝きが欲しい場合は使うと良いです。

 

 

耐水ペーパー

 

 

耐水ペーパーはスポンジヤスリとは違い、水を付けながら“水研ぎ”を行うことで目詰まりが起こりにくく、研磨時の摩擦熱による影響を防ぐので耐久性にも優れている紙ヤスリ(耐水ペーパー)です。

 

プラモデル製作にはこの耐水性のある紙ヤスリ(耐水ペーパー)を使うのが一般的になってきていますが、曲面をヤスリ掛けする場合は、スポンジヤスリも非常に使いやすいので、あとは好みという感じになります。

 

 

 

リューター(ペンサンダー)

 

ガンプラのゲート処理にリューター(ペンサンダー)があると非常に便利です。

 

特にガンプラのMG(マスターグレード)やPG(パーフェクトグレード)クラスになると、パーツの数も尋常じゃない量になりますし、一つ一つヤスリ掛けする事を考えたらリューター(ペンサンダー)は用意しておいたほうが良いアイテムの一つになります。

 

HG(ハイグレード)やRG(リアルグレード)クラスであれば、手動でのヤスリ掛けはだまだま出来そうですが、リューター(ペンサンダー)はとっても便利で簡単、楽にヤスリがけが綺麗に施せますよ!

 

 

ガンプラのゲート処理でよくある質問

Q.ガンプラのゲート処理って必要なの?

A.「ガンプラに限らず、プラモデルを無塗装や素組みで作るのにゲート処理とか合わせ目消しとか必要なの?」と、最近ガンプラ作りを始めた友人に。質問されました。
答えから言うと、「あなたの好きなように楽しんで作って下さい!」と言うのが私の答えです。
いやっ、これは嫌味でも放置でもなくて本音なのですが、そもそもプラモデル作りって、作るうえでルールや決まりがある訳ではないので、作る人が楽しんで作れればそれでいい事だと思っています。

ガンプラのゲート処理はしない!気にしない!というのも一つの方法です。

 

Q.クリアパーツにヤスリがけは必要?

 

A.基本的にガンプラのクリアパーツにヤスリがけはオススメしません。

せっかくのクリアカラーがざらざらになって艶が無くなるのは嫌ですし、ニッパーでのゲートカットとデザインナイフでの処理だけで施します。

 

Q.ガンプラのゲート処理って塗装が必要なの?

 

A.いいえ。
私は必要ないと思っています。

 

まとめ

 

ガンプラのゲート処理において、無塗装や素組みでも失敗せず、綺麗に仕上げる為の方法やコツ、道具や工具など紹介しましたが、基本的にプラモデルのゲート処理は

 

1.ニッパーでゲートを2度切りする

2.ゲートが残ってる場合はデザインナイフでカットしたりカンナ掛けする

3.スポンジヤスリや耐水ペーパーでヤスリがけする

 

この3工程で仕上げます。

また、おすすめの道具や工具についても紹介しましたが、最近では安くて高性能なアイテムも販売されているので、TAMIYAやGODHAND、GSIクレオスなど、プラモデル製作に特化した会社のアイテム情報などチェックしてみると良いでしょう。

 

ガンプラのゲート処理で白化したり失敗して「えぐれ」た場合などはコンパウンドで研磨したり、パテを埋めたり、最後にトップコートを吹き付けたりとさんざ真名対処方法がありますが、そのやり方についてはまた別の記事でご紹介いたしますね!