【ガンプラ】HGゲルググJシン・マツナガの塗装レシピと完成レビュー
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【ガンプラ】HGゲルググJシン・マツナガMS-14JGの塗装レシピと塗装における完成までの全工程をレビューしていきます!
前回の素組みで作成したHGゲルググJシン・マツナガのレビュー記事はこちら。
HGゲルググJシン・マツナガMS-14JGは「白狼」と呼ばれており、ジオン軍モビルスーツにしては珍しい白とグレーの配色になっています。
ゲルググマリーネや量産型は機体色が緑色のベース、ジョニーライデンやシャア専用ゲルググなどの機体は赤色がベースなど、ゲルググは操縦者によって機体の色が変化するところがまた面白いです。
前回素組みで作成したHGゲルググJシン・マツナガの塗装レシピを紹介するとともに、実際に塗装しながら完成までの全工程をレビューでご紹介していきますね!
HGゲルググJシン・マツナガの塗装レシピ
HGゲルググJシンマツナガの塗装レシピを紹介します!
2つの塗装レシピがあるのですが、今回は2番をメインに塗装工程をレビューしていきます!
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各項目ごとに説明していきます。
1.説明書の塗装レシピ
HGゲルググJシンマツナガの説明書に書かれている塗装レシピは機体色が「赤」ベースになっているので、今回は使えませんが、量産型を作成する時に使用できるので、参考までに紹介しておきます。
■頭部、腕部、脚部等(ホワイト50%+レッド25%+イエロー25%)
*またはガンダムカラー ピンク3 ■胸部・スカート等(レッドブラウン50%+ブラック50%) *またはガンダムカラー ブラウン5 ■関節部・武器等(ニュートラルグレイ90%+ネイビーブルー5%+レッド5%) *またはガンダムカラー グレー16 ■スラスター内部(レッド100%) ■スコープ部(ピンク100%) |
説明書に記載されてるHGゲルググJシンマツナガの塗装レシピは量産型MSの狙撃用途仕様機のカラーを紹介しているので、このままでは残念ながらシンマツナガの代名詞「白狼」のモデルカラーになりません。
なので、簡単にアレンジして使えるHGゲルググJシンマツナガの塗装レシピを紹介しますね!
2.白狼をイメージしたオリジナルの塗装レシピ
HGゲルググJシン・マツナガの塗装には「白狼」をイメージしなければなりません。
そこで、上記の3色を用意しましょう!
■MSホワイト(ミスターホビー)
■MSグレージオン(ミスターホビー) ■ブラック(ミスターホビー) |
ボディーは基本的に「白」と「灰色」、武器類や手、プロペラントタンクなどが「黒」をベースにして塗っていくと良いでしょう。
各パーツの調合についてもレビューしていきますね!
各パーツによる使用色と調合について
■頭部、腕部、脚部等(ホワイト95%+MSグレージオン5%)*完全なホワイトにしないのがコツです!
■胸部・スカート等(MSグレージオン90%+ホワイト10%) ■関節部・スラスター内部・武器等(ブラック95%+ホワイト5%) *スコープ部(水転写デカールによる貼り付け) |
HGゲルググJシン・マツナガのオリジナル塗装レシピは、3色で十分です。
調合は必要ですが非常に簡単ですし、問題なく原作に近い塗装カラーになるので手軽にカラーリングを楽しめると思います。
塗装の前に各パーツの作業処理における工程を紹介していきましょう!
HGゲルググJシン・マツナガの合わせ目消し
HG ゲルググJ シン・マツナガのパーツ同士の「合わせ目消し」は行った方がよりキレイに塗装が仕上がるでしょう。
ガンプラにおけるゲルググってパーツが大きい部分が多いので、脚部や肩部の合わせ目がそのままだと非常に目立ちます。
なので、HG ゲルググJ シン・マツナガのパーツ同士も塗装前に「合わせ目消し」を行いましょう。
塗装を施す前提の「合わせ目消し」なので、無塗装ほど綺麗に仕上げる必要はないですが、やり方はこちらの記事で紹介している方法と同じです。
*合わせ目消しする部分はあらかじめタミヤ接着剤でパーツを接着させ十分、乾燥させておいてください!
使うのはやはり安定・安心の「ゴッドハンド 神ヤス」です。
400番から1,000番までの4枚あれば十分です(塗装を行うので、1,000番まであれば良いです)。
400番だけでも合わせ目が目立たなくなっているのですが、表面のザラツキをもっと細かく綺麗にしたいので、ひとつづつ番手を上げていきます。
神ヤス600番を使用した後です。
あまり400番からは変化が無いように見えますが、合わせ目のスジがだいぶ薄くなっています。
神ヤス800番までヤスリ掛けすると、もう、合わせ目が完全に消えています。
後は最終仕上げにゴッドハンド神ヤス1,000番の登場です!
神ヤス1,000番までくると合わせ目もそうですが、パーツの表面も綺麗に仕上がっています。
これだけ綺麗にして下地処理(サーフェイサー)を行うだけでも綺麗に仕上がりますし、その後の本塗装のノリも格段に良いです。
合わせ目消しをやらない手はありません(きっぱり!)。
HGゲルググJシン・マツナガのスジボリ
HG ゲルググJ シン・マツナガのディテール(細部の意)はそれほど多くないのですが、スミ入れを行える箇所が何カ所かあるので「スジボリ」できる部分を紹介しておきます!
腕部のパーツはディテールがあらかじめ入っているので、再度、スジボリを行っておくと後のスミ入れが非常に楽です。
すでにディテールが入っているので、タミヤのクラフトツール(ラインチゼル0.15)で問題なくスジボリできます。
実はここだけの話・・・スジボリ堂のbmcタガネ(0.15mm)を先日、折ってしまいました(涙)。
現在、定価でなかなか販売されてない貴重な道具を・・・なんて悲しい事件です(涙)。
まあ、スジボリ堂のbmcタガネ(0.15mm)の話はあとに置いといて、後は首元の動力パイプや脇腹付近などもスジボリできますし、自身でディテールを増やしたい場合は脚部スカートなど検討してみて下さい。
HGゲルググJシン・マツナガをサーフェイサーで下地処理
今回も塗装や吹付に使用するエアブラシは「タミヤ スプレーワークス」です(これしか持ってません!笑)
合わせ目消しやスジボリが終わり、パーツをきちんと洗浄したら、いよいよ塗装の工程に入っていきます。
まずは塗装の食いつきや乗りを良くするために、HGゲルググJシン・マツナガに「サーフェイサー」で下地処理しましょう!
仕様するサーフェイサー
「ガイアノーツ サーフェイサー エヴォ ホワイト」
通称:エヴォホワイト
キレイに合わせ目消しをした脚部パーツをエヴォホワイトで塗装してみましょう。
う~ん、、、艶が消えてるのがわかるでしょうか?
白って写すの難しいです(汗。
「ガイアノーツ サーフェイサー エヴォ」
通称:エヴォ
足裏のパーツをエヴォで塗装してみましょう。
こちらもチョットわかりにくいのでサーフェイサーを吹き付けてないパーツと吹き付けたパーツを並べてみました。
上がサーフェイサー エヴォを吹き付けたパーツ。
下がサーフェイサーを吹き付けてないパーツです。
明らかに色の違いが判ると思いますし、塗装しなくてもサフ(サーフェイサー)だけで良くない?って思える色合いですよね!
「ナスカ メカサフ スーパーヘビー」
通称:メカサフ スーパーヘビー
プロペラントタンクにメカサフ スーパーヘビーを吹き付けてみましょう!
真っ黒いパーツが落ち着いた濃紺な色になりました。
やはりメカサフ・・・サーフェイサーの中でも段違いで使いやすくて、納得できる商品だな~って感じます。
サーフェイサーによる下地処理も終わったので、いよいよ塗装に入っていきましょう!
HGゲルググJシン・マツナガの塗装レビュー
いよいよHGゲルググJシン・マツナガの本塗装をレビューしていきます!
説明書や公式とは違うオリジナルの塗装レシピですが、原作の色と遜色ない出来栄えになると思いますので、是非、参考にしてみて下さい!
エアブラシはもちろん、「タミヤ スプレイワークス」です!w
頭部、腕部、脚部等(ホワイト95%+MSグレージオン5%)
ホワイト100%と言う機体の色でもないので、少しだけグレー系を混ぜてあげて下さい。
完全な「白」「ホワイト」と言う感じではない事がわかると思います。
シン・マツナガの専用機イメージにかなり似てると思います。
胸部・スカート等(MSグレージオン90%+ホワイト10%)
今度はグレージオン系の割合を高くして、少しだけホワイトを混ぜる感じです。
少しホコリが付着してざらざらしています。
私の管理不行き届きと言いますか、サーフェイサーを吹き付けて感想の時にホコリが付着した可能性があります(残念)。
皆さんも気を付けて下さいね(涙)。
関節部・スラスター内部・武器等(ブラック95%+ホワイト5%)
あまりホワイトを入れすぎると灰色が強くなるので、本当に微量の白を混ぜます。
ティターンブルー系でも良いのですが、どちらかと言うと「黒」に近いので、やはりブラックを使うべきでしょうね。
程よい感じで仕上がりました!
全ての塗装が完了しました!
後は1~2日かけて完全にパーツを乾燥させてから最後の仕上げの工程に進んでいきたいと思います。
HGゲルググJシン・マツナガの塗装後から仕上げまでの工程
HGゲルググJシン・マツナガの塗装が終わりパーツが完全に乾いたら、は仕上げまでの細かな工程を行い完成させましょう!
塗装後の工程としては3つほどあり・・・
■スミ入れ
■デカール貼り ■トップコート |
一つ一つ、作業していきましょう!
HGゲルググJシン・マツナガのスミ入れ
HGゲルググJシン・マツナガのスミ入れは、今回は「腕部」「脇腹部」「首部」にしました。
今回も「タミヤ スミ入れ塗料ブラック」の出番です!
■首部のスミ入れ
首部のスミ入れは小さな「動力パイプ」の部分のみです。
はみ出た部分は数分後にエナメル系溶剤を綿棒に湿らせて拭き取ります。
■腕部のスミ入れ
原作通りに進めたいと思うと、あまりに必要のないスジボリやディテールを入れるのは今回は辞めておこうかな?という感じです。
出来るだけ基本に忠実に再現してみました。
■脇腹のスミ入れ
HGゲルググJシン・マツナガの「脇腹」の部分にもスジボリが2本ずつ入っているので、スミ入れを行います。
かなりスミが滲んでいますが、問題ありません。
タミヤのエナメル溶剤と綿棒できっちり解消です!
スミ入れの拭き取り方やコツについてはこちらの記事を参考にしてみて下さい!
HGゲルググJシン・マツナガのデカール貼り
HGゲルググJシン・マツナガに付属されてるマーキングシールはこれだけ・・・。
モノアイの部分の黒いシールは必要ないので、ショルダーにシン・マツナガのトレードマークである「白狼」のシールを貼っていきましょう。
正面のトレードマークである「白狼」は良く見えてて良いのですが・・・
実はこのシール、少し長いんです(汗。
少し長いというか、かなり長いですね(笑)。
余分なシール部分はハサミでカットしましょう!
ちなみにハサミは「タミヤ クラフトツール ハサミ」です!
しっかりと良い切れ味です。
水転写デカール
HGゲルググJシン・マツナガはマーキングシールが少ないので、全体の印象と言いますか「インパクト」が少し弱くなります。
なので、ガンプラ専用で水転写デカールが沢山販売されてるので、ゲルググに適したデカールを選んで数枚~貼り付けてあげると見た目も良くなります。
数枚でもいいので、水転写デカールを貼ってあげる事をお勧めします♪
HGゲルググJシン・マツナガをップコートで仕上げる
スミ入れもデカール貼りも終わり、いよいよHGゲルググJシン・マツナガの塗装完成が近づいてまいりました。
最後は「トップコート」で締めたいと思いますw。
使うのはお馴染み、ミスターホビーさんの「トップコート半光沢」。
仕上がり感が抜群に良いので、離せません(笑)。
HGゲルググJシン・マツナガの塗装完成後のポージング
トップコートを吹き付けて仕上がったHGゲルググJシン・マツナガのポージングを紹介しますね!
ショルダーのマーキングシールだけでは寂しすぎたので、少しだけ「水転写デカール」を貼ってみました!
右側のショルダー正面にジオン軍のマークである水転写デカール。
右胸と右足スカート部サイドにも水転写デカールを貼り付けていますが、小さくて見えにくいかな?
こちらの画像からなら、右足スカート下部サイドの水転写デカールが貼られてるのが、割とはっきり見えると思います。
もう少しデカール貼っても・・・良かったな(汗。
塗装を施してるので合わせ目も綺麗に消えていますし、何と言ってもプラスチック感が消えてくれるので、とっても重厚です。
軽さが無いというか、安っぽくないというか、う~ん・・・表現が難しいのですが、高級感があるって感じですかね。
右肩の水転写デカールもバッチリ決まっています!
本当はもっともっと貼りたいんですが、元々がそんなに情報量の多いモビルスーツじゃないので、我慢です(泣)。
ガンプラにおいて、特に初心者さんなどは「デカールの貼りすぎ」や「デカールの貼り足りなさ」に悩む時があると思いますが、個人個人の自由なので好きな様に貼ると良いと思います。
貼りすぎたらダメ!とか、貼らないのもダメ!なんていう決まりは無いので、ガンプラは自由に楽しく作るのがやっぱり一番なんで!!
それでもデカールの貼り方をどうしたらよいか悩んだりする時は、説明書や箱のイラストを参考にして貼り付け箇所や枚数を検討するのもコツです!
ちなみに、素組みの時の完成形が下の画像です。
比較してみると素組みはやはりプラスチック感が満載ですね(笑)。
やはりフル塗装は素材の質感まで変わるので手間は多いですが塗装後の達成感があります。
ちなみに、こちらは塗装済みのシャア専用ゲルググ。
シャア専用ゲルググもデカールが全くありません(笑)。
そもそもゲルググって、デカールもそうですが、モールド系もディテールも情報量自体が少ないので「改修」や「改造」に向いてるガンプラとも言えます。
HGゲルググJシン・マツナガMS-14Sの塗装レシピまとめ
HGゲルググJシン・マツナガMS-14Sの塗装レシピのまとめです。
今回の説明書には「赤い色の機体」をベースとした塗装レシピが掲載されていましたが、シン・マツナガのブランドカラーは「白狼」をイメージした「白グレー」が基本色になります。
塗装レシピにおける基本的なカラーは「白」「黒」の2色だけでも良いのですが、「グレー」も混ぜてあげると調合やら配色やらでまとめやすくなるので3色を軸にすると良いでしょう。
HGゲルググJシン・マツナガは「スミ入れ」の箇所が少ないですが、漫画やアニメ、小説の等の原作でもむやみやたらにディテールが有る訳でもないので、特にスジボリやモールドを増やす必要もないかな?と個人的には思います。
ただ、マーキングシールがショルダー部分の「白狼シール」1枚しかないのは流石に寂しいので、ガンプラ専用の水転写デカールから貼りつけるとインパクトもあるので好印象かな~と思います。
デカールも色々と種類やタイプが数多く販売されてますが、貼りすぎには注意してくださいね!シンマツナガは少しで十分です!(笑)。
HGゲルググJシン・マツナガはモールドの数やディテールの数を考えると、決して情報量が多いガンプラではないですが、パーツも大きく素組みでも作りやすいですし、モデラー初心者さんにオススメのガンダムプラモなので、是非、塗装も含めてチャレンジしてみてはいかがでしょうか!