【ガンプラ】HGUCシナンジュの塗装レシピと完成レビュー

hg シナンジュ 素組み9

この記事では【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの塗装レシピの紹介と、前回の素組で仕上げたHGUCシナンジュに塗装を施して完成させた全工程を詳細にレビューしていきます!

前回の素組みで作成した【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの記事はこちら↓

HGUCシナンジュはHG(ハイグレード)ではありますが、素組みでもわかる通り各パーツが細かく作られており、RG(リアルグレード)のような仕上がりを体感できます。

スミ入れを施すスジボリ等はほとんどありませんが、ディテールは多いですし、デカール(マーキングシール)などきちんと貼り付けていけば、HGガンプラの中でもかなり完成度の高い作品に仕上がります。

今回はそんな【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの全塗装から完成まで、フルレビューを楽しんでみて下さい。

 

HGUCシナンジュの塗装レシピ

【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの塗装レシピを紹介していきます!

説明書に記載されてる「公式の塗装レシピ」も紹介しますが、今回もいつも通りガンプラ初心者さんでも簡単に塗装できるようにオリジナルの塗装レシピをご紹介して、塗装を施していきますね。

説明書にある公式の塗装レシピ

hguc シナンジュ 塗装レシピ

【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの説明書に書かれている公式の塗装レシピがこちらになります。

まとめてみると・・・

■本体等(モザンレッド90%+ココアブラウン10%)

■胸部・シールド等(ブラック100%)

■バックパック等(ホワイト100%)

■センサー部上塗(クリアグリーン100%)

■センサー部下地(シルバー100%)

■エングレービング(ゴールド100%)

■肩・腰アーマー・スネ部(ホワイト70%+オレンジイエロー30%+オレンジ少量)

■武器・関節等(グレー90%+ブラック10%)

今回のHGUCシナンジュに関しての「公式の塗装レシピ」は使用色は10色と多いですが、割と調合が少ないので楽な方ではあります。

ですが、さらに簡単に施した私なりの「オリジナル塗装レシピ」を紹介していきますね。

ガンプラ塗装が初心者の方は必見ですよ!

オリジナルのHGUCシナンジュ塗装レシピ

hguc シナンジュ 塗装 オリジナル

HGUCシナンジュのオリジナル塗装レシピはこの5色を使用します。

■MSサザビーレッド

■セミグロスブラック

■MSホワイト

■RX-78イエロー

■MSグレージオン系

ガンプラの塗装は基本的に5色をベースに選んだら、どんなモビルスーツにも対応できると思います。

あとは個人個人のこだわりによって、色々なカラーを使うと面白いと思いますよ♪

今回は上記5色を使って、HGUCシナンジュを塗装していきましょう。

パーツによる使用色の配合や調合について

大まかに各パーツに使用するカラーと配合(割合)を紹介。

■本体等(MSサザビーレッド90%+セミグロスブラック10%)

■胸部・シールド等(セミグロスブラック100%)

■バックパック等(MSホワイト100%)

■肩・腰アーマー・スネ部(RX-78イエロー100%)

■武器・関節等(MSグレージオン系100%)

ポイントとしては、出来る限り「調合」を行わずにカラーリングする事を前提にしました。

メインカラーとなる本体等はMSサザビーレッド100%にすると、まさに「サザビー」になってしまうので、少しセミグロスブラックを入れて、ほんわかと暗さや重さを付ける感じにすると良いです。

HGUCシナンジュも基本的に「赤」の使い方が大事になってくるので、本体色は慎重に調合しましょう。

また、センサーやエングレービングはセミグロスブラックを使い、付属のデカール(シール)での対応にします。

HGUCシナンジュのパーツの合わせ目消し

すぐにでもHGUCシナンジュの塗装に入っていきたいのですが、実はシナンジュって合わせ目消しが必要なパーツがあります。

フレキシブル・スラスターの白い円錐パーツですが、合わせ目がどうしても開いてしまいます。

HGUC シナンジュフレキシブルスラスター

このままでは塗装してもカッコ悪いので、合わせ目を消したいと思います。

タミヤ接着剤を使用します。

HGUC シナンジュ 合わせ目消し

フレキシブル・スラスターの合わせ目にタミヤ接着剤を塗り、乾燥したら紙やすりで研いでいきます。

ガンプラにおける「合わせ目消し」の詳しいやり方の記事はこちらを参照下さい。

HG シナンジュ 合わせ目 消し

HGUCシナンジュのフレキシブルスラスターの合わせ目消しが完成しました。

これで塗装に入っていきます!

HGUCシナンジュのサーフェイサーによる下地塗装

まずはHGUCシナンジュの本塗装の前にサーフェイサーを使って下地処理を施していきましょう。

今回は3種類のサーフェイサーを使ってみました。

1.NAZCA ピンクサフ

NAZCA ピンクサフ

本体等の赤い部分にはこちらの「ガイアノーツ NAZKA ピンクサフ」を使用。

HGUC シナンジュ ピンクサフ

フレキシブル・スラスターの片翼にガイアノーツナスカのピンクサーフェイサーを吹き付けてみました。

HGUC シナンジュ ピンクサーフェイサー

いつもながら鮮やかなピンク色になります!

シャア専用モビルスーツなどもそうですが、やはり赤色の下地色にはピンク系が無難ですね。

シャア専用ザク塗装レシピとレビューの記事はこちら↓

2.NAZCA メカサフ HEAVY

NAZCA メカサフ HEAVY

胸部などの黒いパーツに使用します。

HGUC シナンジュ メカサフHEAVY

シールドにメカサフHEAVYを吹き付けてみました。

*塗装色が「ブラック100%」なのでナスカのメカサフ「SUPER HEAVY」でも良いのですが、足部底やウエポン類がグレー系なので、あえて一度、濃い目のグレーで下地処理を行います。

HGUC シナンジュ ナスカ メカサフHEAVY

ブラックのシールドが一度グレーになりますが、メカサフは本塗装色(セミグロスブラック)の食いつきが間違いなく良いので楽しみです!

ちなみに、足裏に吹き付けた画像がこちら。

HGUC シナンジュ ナスカ メカサフヘビー

ナスカシリーズのサーフェイサーはとてもカラーの食いつきが良く、塗装色と適合してるなら、このままで仕上げても良いくらいです。

3.Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト

Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト

ミスターホビー Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイトは、黄色のパーツ部分の下地処理に使います。

ミスターホビー Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ホワイト

腰アーマー部分のイエローの下地処理として吹き付けしてみました。

ナスカのメカサフよりはザラザラした感じに見えるサーフェイサーですが、非常にしっとりとしたホワイトです。

塗装色が「黄色」なので、鮮やかなイエローになると思われます。

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サーフェイサー

HGUC シナンジュ サフ

HGUC シナンジュ 下地塗装

HGUC シナンジュ 下地処理

サーフェイサーによる全パーツの下地処理が完成したので、次はいよいよHGUCシナンジュの塗装に入っていきましょう!

HGUCシナンジュの塗装レビュー

【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sをいよいよ塗装を施していきましょう!

<本体部・フレキシブルスラスター等>

サザビーレッド

セミグロスブラック

MSサザビーレッド90%+セミグロスブラック10%の調合にて塗装します。

HGUC シナンジュ ピンクサーフェイサー

 

HGUC シナンジュ レッド

サザビーレッドよりも少しだけ暗めな色になりましたが、かなり綺麗ですよね!

シナンジュはキャンディーカラー(キャンディーコーティング)やメタリック塗装、パール塗装など透明感のある塗装方法が人気なのですが、今回はHGらしく半光沢仕上げを目指していきます。

GSIクレオス ガンダムカラー UG12 MSサザビーレッド サザビー用レッド

<シールド・胸部等>

セミグロスブラック

セミグロスブラック100%にて塗装。

「ブラック」を使わない理由としては、セミグロスブラックの方が輝度が少し高いのもありますし、反射角度やライトによる反射などキラキラ感が単調なブラックよりも適してる理由からです。

HGUC シナンジュ ナスカ メカサフHEAVY

セミグロスブラック

グロスが混じっているブラック・・・そんな感じなのですが、画像からわかるでしょうか?

同じブラックでも艶を出したい時には「セミグロスブラック」は非常にセレクトしやすいですし、使いやすいです。

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<胸アーマーやスネ部のピンポイントにイエローカラー>

RX-78イエロー

RX-78イエロー100%を塗装。

名前の通り、RX-78 ガンダム専用の塗装カラーです。

HGUC シナンジュ 下地処理

HG シナンジュ 塗装

下地がホワイトなので、鮮やかなイエローカラーに仕上がっています。

これで全ての塗装が完成しました。

HGUC シナンジュ 塗装完了

HGUC シナンジュ 塗装 レビュー

上記画像のウエポン類(武器)や手などの塗装はMSグレージオン系を使いました。

MSグレージオン系

 

HGUC シナンジュ レビュー

頭部についても、もちろん塗装しましたが、モノアイの部分がデカール(シール)になっているので、マスキングで保護して塗装をしました。

フレキシブルスラスターに付属される2本の白いタンクは、サーフェイサーで仕上げたまま使います。

写真の撮り方が悪くてモノアイ部分がはっきりわからないと思いますが、きちんと目の部分は保護されています。

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HGUCシナンジュのデカール貼り

 

hg シナンジュ デカール

HGUCシナンジュは「スジボリ」がほとんどないので、今回「スミ入れ」は行わずに、デカールを貼っていきましょう!

こうしてみると、HGUCシナンジュのデカールって貼りにくそうに感じますね(汗

HGUC シナンジュ デカール

HGUCシナンジュのデカールは水転写式デカールではなく、マーキングシール式です。

では、胸部に貼り付けてみましょう。

HGUC シナンジュ マーキングシール

HGUC シナンジュ シール

胸部ブラックの背景にゴールドが非常に映えてます。

シールなので綿棒で軽く押さえつけながら貼っていくのがコツです。

トップコートで仕上げる

トップコート

いよいよ最後の仕上げです!

HGUCシナンジュを組み立てて、最後にトップコートを吹き付けます。

先ほどもお伝えした様に、ガンプラにおけるシナンジュの塗装はキャンディー塗装やコーティング塗装、メタリック塗装やパール塗装など透明感のある光り輝く塗装方法が人気なのですが、今回はハイグレードタイプなので、あえて「半光沢」のトップコートを吹き付けます。

思い切って「つや消し」でも良いのですが、シナンジュに艶が無いのはさすがに嫌です(笑)。

HGUCシナンジュの塗装完成後のポージングをレビュー

hg シナンジュ 素組み1

HGUCシナンジュの塗装における全行程が完了したので、組み立てて様々なポージングのレビューをご紹介いたします!

ちなみに上記画像はHGUCシナンジュを「素組み」のみで組み立てた時の画像です。

次の画像から塗装済み画像になりますので比較してみて下さい!

HGUC シナンジュ ポージング

やはりデカールが張り付けてあるだけで、存在感が違います。

胸部とシールドのゴールドカラー(ゴールドライン)が桁違いのアピールをしてきますね。

HGUC シナンジュ レビュー1

ビーム・ライフルやアックスはMSグレージオン系でのみ単色塗装なので、スコープなど別と素にするなど、改善改修の余地はまだまだありますね。

HGUC シナンジュ ポージング2

今さらですが、ビームのクリアパーツ塗装も施せば良かったかな?と思います。

クリアパーツ塗装は「光沢」一択ですが、かなり希釈してエアブラシで塗装しなければいけないので、改めてこの記事に追記していきますね!

HGUC シナンジュ ポージング3

HGUCシナンジュのフレキシブルスラスターにおけるバックパック白色部分ですが、スジボリしてスミ入れを施したら情報量が多くなって良さげですね。

追加作業の工程に入れておきますので、後々この記事に追加していきますね!

HGUC シナンジュ ポージング4

全体的にレッド色が綺麗に決まったと、われながら思います(笑)。

本当にHG(ハイグレード)?って思うくらいリアル感がありますし、各関節の可動域やパーツによるディテールの多さには驚かされますね。

購入して本当に良かったと思えるガンプラです!

HGUC シナンジュ ポージング5

やはり塗装する事により「プラスチック感」や「プラモデル感」が無くなっているのが良くわかると思います。

また、HGUCシナンジュの場合は「デカール」がとてもインパクトが強いので、シールは素組みでの作成でも貼った方がよりカッコよくなる事が一目瞭然ですね!

 

HGUCシナンジュ塗装レシピとレビューのまとめ

【ガンプラ】HGUC1/144シナンジュMSN-06Sの塗装レシピや塗装における完成までの作業工程をレビューしてみましたが、いかがでしたでしょうか?

今回のHGUCシナンジュ塗装における作業工程を振り返ると・・・

  • 下地処理(サーフェイサーの吹付)
  • 本塗装
  • デカール貼り
  • トップコート

と、簡単に4つの工程にてご紹介しました。

HGUCシナンジュはハイグレードの割にはパーツが細かく作られており、可動域も広く、RG(リアルグレード)かと勘違いするほど完成度が高いガンプラです。

正直、ガンプラ初心者さんが最初には手を出さないほうが良いプラモデルかな?と思う部分もあります(汗。

これでRG(リアルグレード)やMG(マスターグレード)PG(パーフェクトグレード)のシナンジュなら、さらにどんな完成度になるのか、今から作るのが楽しみです♪

苦労した部分はやはり、パーツが多すぎて「猫の手ステーション」やパーツを挟む「クリッパー」が足りなくなった事・・・

あらかじめ多めに購入しておけばよかったと後悔しながら作業してました。。。

最近は「ネコの手ステーション」より幅が広くて大きい「トラの手ステーション」ってあるんですね!

スジボリを入れる部分やスミ入れの工程がほぼ必要ないので、製作過程は楽ですが、デカール貼りは細かな手作業になるのでピンセットなど必ず用意しておくととっても便利ですよ。

HG(ハイグレード)の割にはとても完成度が高いHGUCシナンジュですが、塗装まで施して完成させると、とても素晴らしい出来栄えになり満足できるので、是非皆さんも挑戦してみて下さいね!

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